思いつきソウル日帰り — 語学のきっかけにふと韓国へ
「韓国語を話せるようになりたい」というのが前からの漠然とした宿題で、そこに「ふと行ってみたくなった」が重なって、平日にソウル日帰りをしてきました。航空券は2〜3週間前に取っていたので、その時点では一人旅のつもりでした。
旅程が変わったのは出発の2日前。飲み会で「明後日、韓国行くんだよね」と話したら、友人が「一人?一緒に行っていい?」と返してきて、その勢いのまま同じ飛行機の航空券をその場で予約し始めていました。「明後日」の同行を即決できるフッ軽さに、素直に驚きました。
ちょっとしたオチとして、後で気づいたら友人のほうが数千円安く航空券を取れていて、2〜3週間前から準備していた側としては謎の敗北感。計画の解像度が低いままでも旅が成立してしまう、こういう動き方は面白いです。
ルート
| 区間 | 手段 |
|---|---|
| 羽田空港 → 金浦空港 | アシアナ航空 |
| 金浦空港 → 弘大入口 | 空港鉄道(AREX) |
| 弘大入口 → 乙支路入口(明洞エリア) | 地下鉄2号線 |
| 乙支路入口 → 弘大入口(弘大エリア) | 地下鉄2号線 |
| 弘大入口 → 金浦空港 | 空港鉄道(AREX) |
| 金浦空港 → 羽田空港 | アシアナ航空 |
電車だけで明洞まで40分ちょい。日帰りの動線として、想像していたよりずっと単純でした。
ランチ
明洞で 松炭部队火鍋 へ。入店直後に「몇 분이세요?(何名様ですか?)」と韓国語で聞かれて、こちらもカタコトで「두 명이요(2人です)」と返したのですが、そこから爆速で日本人だとバレたらしく、店員さんは流暢な日本語に切り替えて「プデチゲ食べる?」と聞いてきてくれました。語学への身構えは、座った瞬間に吹き飛びました。(後日談で知ったのですが、このお店は日本人もよく来るらしく、店員さんの日本語対応はいつもこんな感じとのことでした)
ただ、その「プデチゲ食べる?」に半ば反射で「네.(はい)」と返してしまったので、メニューを見ないまま注文が確定。ちゃんとメニューを見てから決めても良かったな、というちょっとした後悔はありつつ、味自体は美味しかったのでよしとしています。サービスもいっぱい付けてくれて、そのあとの歩行ペースが一段落ちるくらいには満腹になりました。
明洞 → 弘大
ランチのあと明洞で少し買い物をして、帰路で立ち寄った弘大でももう一度買い物。学生街の弘大は人の流れが速いのにテンポは落ち着いていて、明洞よりも歩いていて居心地が良かったです。
延長戦:搭乗ゲートのバックギャモン
最後にひと笑いどころがあって、帰りの飛行機が保安検査を抜けたあとに1時間ちょっと遅延しました。やれることが急に絞られて、最終的に搭乗ゲート近くのスタバで飲み物を買ってバックギャモンという、よくわからない選択肢を選んでしまいます。
しかも自分も友人もルールを知らないまま2回ほどプレイし、3回目くらいでようやくルールと「これが強そうな戦略では?」というのが見えてきて、これはこれで楽しかったです。何かを終えたあとの空き時間に変な遊び方が始まるのは、旅の終盤あるあるな気がします。
ちなみに韓国のスタバは、席を荷物などで確保してから注文しないと店内用のカップにしてもらえないらしく、ここで小さな文化差を1つ学びました。
振り返って
今回の日帰りで、いくつか解像度が上がった話を残しておきます。
言語の習得には、やっぱり現地に行くのが最適だなと体感しました。一語のカタコトに対する反応がリアルタイムで返ってくるし、書いた言葉と話す言葉の温度差も、自分の前で起きている状態で受け取れます。また、帰路の空港で標識を読むスピードが、行きより明らかに速くなっていて、たった半日でここまで変わるのかと自分でも驚きました。机の上で勉強するより密度が圧倒的に高くて、日本語・英語に次ぐ第三言語として続けても良さそうという温度感まで上がっています。
文化の違いは面白いのも改めて思いました。スタバの席確保ルール、観光地のテンポ。どれも「日本ではこうだ」を相対化してくれて、こういう小さなギャップを集められるのが旅の良いところだなと。
韓国(特に明洞のような観光客の多いエリア)は、日本語が驚くほど通じるのもひとつの発見でした。カタコトの韓国語を試しても爆速で日本人と見抜かれる前提で動いてくれる店員さんが多くて、語学を試したい側としてはむしろちょっと悔しい。次は観光客の少ないエリアで、韓国語を使う場面をもう少し作りたいです。